社内勉強会やったらめっちゃ勉強になった話
こんばんは、駆け出し眼鏡です。ぼくの勤めている会社はeラーニング販売などを行なっているのですが、こういったEduTech的な企業には珍しく、教育脳な方が多くITにうとい社員もそれなりに在籍しています。そこで本日より、簡単なITの知識をぼくが講師になって学んでもらう勉強会を開催しました。
正直にいって結果はさんざんだったのですが、自分にとってめちゃくちゃいい勉強になったので、感想をまとめます。
結果は散々だったけど(自分の)勉強になった話
まず私自身は、教育学専攻ですが、運良く大学で情報科学に触れる機会があり、簡単なプログミングなら理解できるレベル。会社に入ってから一応基本情報技術者の資格は取ったものの、ほとんど使ってないので忘れまくっている体たらくです。唯一使えそうなスキルはスクレイピングですが、今回は使えそうにありません。
そんな状態で挑んだ勉強会初日。感想は、めちゃくちゃ勉強になりました(ぼくの)!
正直に言って結果は散々でした。レベル感もわからないので、一旦テキストをなぞってみたんですが、4ページほどしか進まず、しかもみんなわからないまま終わってしまうという。
でもぼくにとっては、自分がいかに分かったつもりになっているか、且つどれだけ普段振りかざしている理論を使えないかがわかるとてもいい機会になりました。具体的に説明します。
自分がいかに分かったつもりになっているか
これはよく言われるやつですが、経験の円錐という理論が教育学の分野ではよく紹介されます。講義型より読書、グループワークなんかのが定着率が高くて、人に教えるのが一番定着しやすいよというのを分かりやすく示したものです。実際は眉唾という説もありますが、ある程度は説明出来ている気がしていて、一つの指標にはなる理論です。
実際、人に教えるのってめちゃくちゃ難しい。特に前知識ゼロの人に概要を説明する場合、どこから話すのか、どこまで深ぼるのか、などめちゃくちゃ考えることがあります。
また教える側が内容にあまり詳しくない場合、大抵全体像がわかっていないので、どう教えるのかの展開が難しく、やたら小難しいところから始めてしまったり、むしろ大切なところを飛ばしてしまったりしてしまいます。
でも逆に教える経験をすることで、全体像の中でどこが理解できていないのかがわかるし、自分の言葉で説明するために内容を改めて咀嚼する必要があるので、しゃべりながらどんどん自分が学んでいくことができます。特に相手が理解できなかった場合には、それはほとんど確実に自分の説明が悪いので、そこをどう説明すれば理解できるかを考える必要があるので最高です。
というわけで、今回自分が基本情報の資格をとるために身につけた知識を、どれだけちゃんと理解していなかったが改めてわかりました。これ週一くらいでやる予定なので、改めて咀嚼して、応用情報に挑みたいところです。
普段振りかざしている理論をどれだけ自分が使えないか
もう一つ。ぼくは普段メールマガジンや営業トークとして、教育学の知識を利用しています。モチベーションに関するARCSモデルや、学習動機の2元要因、フィードバックの理論や学習目標に関するもの、カークパトリックの効果測定のモデルなどを紹介して、「いい教育」を目指していきましょうと話しています。
でも今日の内容はどうだったでしょうか。 振り返れば、いきなり小難しい内容から入ったからモチベーションも何もないし、スモールステップでなかったから躓いた人は帰ってこれない。そもそも今日のゴールをちゃんと設定していなかった。
振り返れば1つも出来ていませんでした。社内勉強会でそんなに設計に準備ができない事実もありながら、一方で社内勉強会だからこそ人件費が無駄にならないために1時間は準備に当てるべきでした。
という反省もさることながら、この機会、ぼくが普段しゃべっている内容の実践の場としてもかなり使えそうだなと改めて思っていて。ITに興味がない、というか拒否反応までありそうなメンバーに、どうやったら楽しく学んでもらえるのか、今後追求できればと思います。
今回はしょうもない結果でしたが、改めて考えると結構面白くできそうなので、頑張りたいところ。応用情報の勉強ログもこのブログにまとめていきたいと思います。
それでは、本日はここまで。最後までお付き合いいただきありがとうございました。