「働く」とは何か、2年越しに考えてみた

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僕は今まで割りと友人に紹介してもらったり、紹介したりしながらアルバイトをしてきていて、それなりにいろいろな機会をもらいながら生きてきているんですね。 アルバイトも働くだし、 インターンも働いてるし、そもそも働くってなんだ?と。

例えば、僕からしたら家事だって「働く」に入る、勉強も「働く」、子供なら遊ぶことが「働く」。 ああ、でもこうやって書いていると、やっぱり「価値の提供」っていうのが「働く」ためのキーワードなのかしら。

これはぼくの二年前のブログ記事からの引用だ。今朝ちょうどfacebookが、一昨年の今日、この記事を書いていたと教えてくれた。

cyclemem.hatenablog.com

働きたくなかった大学時代

実はぼくは大学の大半を「絶対に働かない」「サラリーマンにはならない」と強く叫びながら過ごした。研究職に就きたかったし、満員電車も毎日同じ場所に行くことも、飲み会も上司への忖度もすべてが嫌だったから、大学院に進むつもりだった。

ただいろんな偶然が重なり、大学院に行く予定だったのを一気に方向転換して、今社会人二年目をやっている。

改めて働くってなんだろうと考えてみたい。

金銭に興味が持てなかった

一つ、ぼくが働くことに興味が持てなかった理由に「金銭に興味が持てない」というものがあった。お金持ちなわけでもなんでもないのだけど、貯金ができないし、売上を立てることにモチベーションが湧かない。

それは今でもそうで、ぼくの仕事に対するモチベーションは、知的好奇心が満たされるかと、アウトプットがあるかの二つだけだと思っている。

知的好奇心

知的好奇心が満たされるかどうか、というのはとても大切なポイントだ。どんな仕組みになっているのか、どうやったら上手くいくのか、どうしたら効率がいいのか。そんなことを考えながら、仮説を立て、実行していくのはとても面白い作業だ。

またぼくは仕事で教育学系の論文を読む機会をもらっているので、それも最高に楽しい。マーケティングという仕事も、世の中の仕組みを理解するという点で、非常に知的で好奇心を刺激される仕事だ。

ただここに、最終目標として売上がついてくると急にモチベーションがさがる。企業なのだから売上が大切なのはわかるんだけど、それって結果であってビジネスの目的ではないんじゃないかと思ってしまう。

アウトプットがあるか

もう一つ、アウトプットを出すこと。これは就活をしていて初めて気がついたポイントだった。

どんなにダメなものでもいいから何か一つ、世の中に残すこと。これをやらないとなんだか1日を無駄にした気がしてしまう。それは物理的なものでも、抽象的なものでもいいのだけれど、何かしら成果物を毎日出したい。

だから毎日ブログを書く、というのはぼくの性根にとてもあっている。

社会人としては失格かもしれないけれど、どんなに意識していても成果が出せない日がある。顧客対応に追われたり、ドツボにハマってしまったりで、結局何も進まない。

でも帰ったらとりあえず記事は書くから、それで成果を残したなと思える。

まとめ

さて、長々と書いてしまった。冒頭、「金銭に興味が持てなかった」と書いた。過去形で書いた通りで、実は今は昔よりは興味を持てるようになっている。

それはなぜかというと、好奇心にまかせていろいろなことに取り組むだけだと何もストックにならないから、そこから何かをアウトプットすることでストックを生み出すことまでは今までもやっていた。でもそれだけでは自己満で、結局あまり意味がない。

実際はそこに価値が紐付いて初めて意味が出てくると思う。そしてその価値をわかりやすく表す指標のひとつが、金銭なんだろう。というしごく当たり前のことにようやく気がついた。

今日は2年前のブログ記事を読んで、少しノスタルジックな気分になりながら書いてみた。こういう書き方をするとポエティックになってしまうけれど、たまにはいいかな。また2年後くらいに改めて読み返したい。そのときにFacebookがあるかは知らんけど。

では、本日はここまで。それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました。